極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



後ろからぎゅっと抱きしめられた。
どきーっっ!
びっくりした~。
それにしても近い……。



もしかしたら、起きてる?
そう思ってそっと後ろを見たけどぐっすり眠ってるみたいで一安心。
キスの練習をしてる姿なんて絶対に見られたくないもん。



でもこれって夢の中で誰かを抱きしめてるってこと?
相手って誰だろう。
夢の中でも私とデートしてて欲しいのに、なんか妬いちゃうな。



でもそのハグをきっかけにナツ君の手は落ちつきなく動き出した。
そういえば疲れている人は、柔らかいものを触ると不安やストレスが和らぐって聞いたことがある。



そう思った理由は、ナツ君の手がさっきから私のコンプレックスだらけの部分に手を伸ばしているような気がするから。
つまり、お肉が気になってる部分。
よく言えば柔らかい場所。



もう一度確認したけど、やっぱりすやすや眠ってる。
いくら俳優さんでもこれは演技じゃないと思う。



それに許可無しに自分勝手なことはしないはず。ナツ君はいつも私の限界ギリギリを攻めてくるプロみたいな人だもんな。



仕事の疲れと普段のストレスが軽くなるなら少しくらいくすぐったいのなんて平気だし我慢できる。
いや、なんだって堪えて見せる。




どこを触られたって、お地蔵さんくらい無反応でいるから。
ナツ君に某乳酸菌飲料より質のいい睡眠をお届けしてみせるって今決めた。