極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



「いいけど、すごく普通だよ」



だって冬は寒がりだからジャージでしょ、夏は暑がりだから膝丈のロンTみたいなパフスリーブのゆるゆるワンピ。
白と淡いピンクと。
ナツ君の前で広げて見せた。



「ほらね、なんの感想もないでしょ」



そして、しまう。



「着てよ」



「えっ、そういうこと?」



「着ないと意味ないじゃん」



そう言われてとりあえず隣の部屋で白に着替えてはみたけど。



ゆったりしてて寛げる部屋着だなって思ってたのは一緒にいたのがお姉ちゃんだったからで……ナツ君にこれを見られると思ったら猛烈に恥ずかしくなってきた。



襟口は広いし、裾回りはヒラヒラだし、二の腕も丸出し。
恥ずかしいなんて一度も思ったことはないのに、これを着てナツ君の横に行くとなると話が全然違ってくる 
ほんとのほんとに無防備だ……。


 
「何してんの? まだ?」



「ベッドに入ってていいよ。先に寝てもいいよ」



「いくら俺でも秒速は無理だって」



ナツ君が楽しそうに笑ってたから、そのノリに乗っかって部屋に入った。



「ほら、なんの特徴もない……でしょ」



もじもじしてしまうから、普通だと言ってください。お願い。
恋愛経験値、最底辺でごめんね。