極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



「は?……え……!?」



うそ! まさか!
あのナツ君が一歩引いた。
ついにあの余裕のポーカーフェイスを崩せたんじゃない?



嬉しくなって反応を見ようと思ったのに、目隠ししてるせいで表情なんて何もわからないばかりか、なかなかの面積の上半身裸を見て返り討ちにあってしまった。



男の子ってことをめちゃくちゃ意識してしまうくらい、なにもかもがセクシーだし、女子を名乗るのが恥ずかしくなるくらい肌が綺麗。
(……赤面)



私、この体にいつも抱きしめられたり守られたりしてるんだ……。
(白目)



こんな大胆なことするんじゃなかった……。
(刺激が強すぎて後悔)



しかもナツ君は何が起こったか無意識に確認しようとしたのか、思いっきり目隠しを取った。



「紗知……何で?」



「私にだってこのくらいの勇気はあるんだよ。えらい?」



学校で「俺のためにありがとう」って頭を撫でてもらえたことがあまりにも嬉しすぎたから、また褒められたいなって思っただけなの。
それ自体が子供っぽいけど、ごめんね、それが私なんだ。
(開き直った)



「でもっ……目隠し外すのはなしだから!」  



ナツ君の顔に洗面器を押し付けてバスタブから飛び出した。