極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



これ全部をできれば、40分かからないくらいですませたい。それ以上かかるとさすがにお姉ちゃんがやって来ると思う。
あのナツ君が大人しく約束事を守ってくれる保証もないような。



でもそんなことの前に大きな課題が……どうやったって私はナツ君の裸を見ることになるんじゃない?
そんな心の焦りを彼はすぐに見抜いた。



「今のうちに慣れとく?」



ナツ君は制服のシャツのボタンをなんのためらいもなく外していく。



「うん。それはちょっと待ってね」



「紗知ってほんと俺に興味ある? 写真集くらい見た?」



「もちろん見たよ! でもまだ脱ぐ必要ないでしょ」



外れたボタンをびっちり元に戻したい。
ほんとは意識しすぎて、写真集さえちゃんと見れてないんだ。



「言っとくけど紗知のことは見ないから信じて。そのうち堂々と見るから」



「なっ、なに言って……」



今はいたずらっぽく笑ってるけど、いつか本気を出してきたら、どうしよう。
今でさえ精一杯なのに、拒むっていう選択肢を用意してもらえるかもわかんない。



だけど私だってカノジョとして成長しなきゃとは思ってる。
恥ずかしくて逃げ回るだけの自分じゃダメだと思うんだ。