極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



勇気を出して入ってみた憧れのショップには可愛いものがいっぱいだった。
マネキンが着てたのと色違いのワンピもあるし、サンダルにも目移りしてる。
アクセサリーもこんなに置いてあったんだ。
何もかもにときめいてしまう。




ナツ君は彼女の買い物にとりあえず付いてきた彼氏君、って感じでいてくれた。
盾になってくれてるからゆっくり見られるし、店員さんが変に干渉してこないのも助かる。



だけど彼はやっぱり普通の彼氏君じゃなかった。
私が可愛いって言ったもの、その前で足を止めたものを全部チェックしてた。



「あれとこれと、それ。あっ、こっちも試着お願いします。全部Sで靴は……これUSですか? UKなら4でもいいかも」



あまりにも場馴れしてて堂々と言うから、店員さんも私もびっくり。



「いや、そんなにいいよ!」



「そっか、試着面倒だよな。じゃ全部買い──」



「試着します!」



普通の高校生はそんなお金持ってないんだからね。