まだお昼なのに朝から刺激的すぎてスタミナ消耗しちゃった。
わかってたけど、ナツ君のカノジョって体力も気力もこんなにいるとは。
想像以上だったかも。
でも当番のお仕事が終わったからこその、ここからがデート本番だよね?
ナツ君の存在が不自然に思われる可能性は学校より格段に下がったはずだし。
駅前まで来て辺りを見渡す。
同じ学校の子はもういなさそう。
やっと夢見てた寄り道制服デートができるんだ。
ショッピングモールで一緒にランチして、特に目的もなくブラブラ。
お仕事の時間を気にしなくていいなんて考えられない。
幸せすぎる~!!!!
(本日何度目かの雄叫び)
次はおしゃれして私服デートもしたいなって考えてたら、涼しげなワンピを着てるマネキンに釘付けになった。
「わぁ、可愛い~」
立ち止まったら、ナツ君に手を引っ張られた。
「入ろう、試着してみたら?」
「でもここ、高校生には敷居が高いよ。気になってたけど一度も入れたことないの」
「俺と一緒でも?」
眼鏡を少しだけずらしたその奥の瞳が私に微笑みかけてる。ナツ君が隣にいたら、いつもの劣等感がどこかへ行ってしまうのが不思議。



