「やっぱ紗知を甘やかすのやめよっかな。俺が甘える日にしてもいい?」
「えっ、何するつもり?」
妖艶な目で見つめられた。
「俺がしたいこと全部」
流されないぞって構えてた意志がくらりと傾くのをナツ君は見逃してくれなかった。
「まずは反抗したお仕置きね」
ナツ君の手が膝に触れて、スカートの中に潜った。
裾が触れるのさえソワソワしてたのに、太ももの外側を指でなぞられて……。
……素直すぎる体が恥ずかしい。
思わずこぼれた小さな叫びすら、キスで塞がれてしまった。
「ナツ君、それ……やめ、っ」
「ほんとにやめて欲しい? 今日の紗知は嘘つきだから信じらんない」
「だってここ学校だし、誰か来──」
「その時はその時」
最後までしゃべらせてもくれない。
学校に、教室に、誰にもみつからずキスできる場所があるなんて、ナツ君のカノジョになれなかったら一生知らずにいたんだろうな。



