「動けなくなった?」
こくこく頷いた。
「でも制服は直したいんじゃないの?」
また同じように頷いた。
そしたらナツ君の手が太ももの方に伸びてきた。触れてはいないけどすれすれというか、スカートを直そうとしてくれてるのかも。
「大丈夫だからっ、待ってほんとにダメっ、ひゃぁっ!」
「だって動けないんなら俺が直すしか……」
「大丈夫だから。お願い、今だけまだ動いちゃやだ」
体が震えそうになるのを、ナツ君のシャツをきゅっと掴んで我慢した。
目に涙がじわりと溜まっていく。
びくってなったのバレたくない。
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