極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



それなのに右からは楽器を持って大移動する吹奏楽部、左からは男バレの集団に挟まれた。



それを避けたら、今度はランニングを終えたサッカー部と駅伝部が裏門から雪崩れ込んできた。
その反対からはさっき正門で会った同クラの女子ふたりがおしゃべりしながらこっちにやって来た!



「あの男子、花の妖精とか擬人化かも」



「冗談抜きでそういう匂いはするよね。だって小松さん怪しいよ、なんか隠してるって。あんな男子うちの学年にいないし、じゃあどっから沸いて出たのよって話」



校舎の日陰を選んでこっちに歩いてくる。花壇チェックに来たのかな。
隠れなきゃ、今度こそ質問責めに合う。



「どーしよう」



「大丈夫、こっち」




ついに校舎にまで足を踏み入れてしまった。