冷徹執事は溺愛を隠さない

いつも自分の気持ちを1ミリも漏らさない零の欲しい物。

その存在は知れるし、美形無愛想くんのプリもゲットできる。

ヤバい、好都合過ぎるっ・・・・・・!

「・・・・・・」

「んなっ・・・・・・!?」

ワクワクしていると零が私の手を取って甲にキ、キスを落とした。

「覚悟しててください」

顔を上げて私を見る零。

いつも無表情な零がニヤッと口角を上げて笑う。

な、にっ今の零っ・・・・・・!?

私は顔に熱が集まるのを感じる。

零はまた無表情に戻って窓の外をつまんなそうに見る。

私はまだドキドキと鳴る心臓を必死に静めようとした。

*  *  *

「ありがとっ!」

私は車の中でついさっき撮ったプリを持って零に言った。

「精神が削れる・・・・・・」

「・・・・・・?何て?」

零が何かを呟いたけれど聞き取れず聞き返すとゆっくり零が横に首を振る。