冷徹執事は溺愛を隠さない

「でもやっぱこの世界、恋愛適応能力試しすぎって感じ。だって執事とお嬢様って殆どの確率で結婚してるじゃん」

あ、それ思った。

「確かに・・・・・・」

「神様ってやっぱ恋愛主義なのかな?」

志保の疑問に私も頭を回す。

「でもやっぱあんなあからさまな零くんのアピールに気付かないの何で?」

「あい・・・・・・」

耳が痛い・・・・・・。

「あ、噂をすれば」

志保がそう言って扉を見た。

「ん、なっ・・・・・・!?」

学校来る時に零が無言のせいで凄いドキドキしながら来た。

だから教室に駆け込んで志保と喋ってるの滅茶苦茶気が楽だった。

なのに、なのに・・・・・・。

「胡々」

あぁ・・・・・・まただ。

心臓が音を出す。

ドキドキするのが隠せない。