冷徹執事は溺愛を隠さない

「ん」

「なっ・・・・・・!?」

零は私の頬にキスを落とす。

「今日はこれで我慢する。これから覚悟しとけよ」

え、え・・・・・・。

目の前にいるケモノ執事の笑顔。

ケモノだ。

捕食者だ。

それなのに・・・・・・ドキッと何故か胸が高鳴った。

*  *  *

「あららぁ〜」

教室で友達の宮迫(みやさこ)志保(しほ)に昨日のことを言うと少し嬉しそうに言った。

零とは教室が違うのは良いのか悪いのか・・・・・・。

「ってか胡々、昨日の昨日まで気付いてなかったの?零くんの気持ち」

「え、う、うん。そうだけど・・・・・・?」

私がそう言うと志保が盛大にため息をつく。

「はあああぁぁぁぁぁぁぁ。いくらマシュマロでもねぇ・・・・・・」

あ、また出た志保のマシュマロ攻撃。

私のあだ名で遊んでくる志保。