家族でもなく、友達とも違う。知り合いというには違和感があり、同居人という言葉が一番しっくりきていた。
そんな関係に変化があったのは、玲桜が百花の世界に入ってきてからだ。
百花がいつも通りにリビングでテレビゲームをしていると、玲桜が手にポータブルのゲーム機を持って現れた。
「オンライン、入れよ」
「え、どうしたの?」
「君、ずっとぼっちじゃん。聞いたよ、リアルな友達じゃないとフレンド申請駄目なんだって?」
「そうだけど」
顔を知っている相手とならオンラインはいいけれど、オンライン上でしか知らない人とはフレンドにはならない。それがゲームをするさいに両親との約束ごとだった。
だから、どうしてもフレンドとでしかできないタスクがあるときは、タブレットでサブアカウントを作り、疑似フレンドとして一人二役をしていたのだが。
「相手がわかっていれば問題ないんだろう」
玲桜の言い分に、百花は不安そうにキッチンに立つ母を見た。
「いいの?」
「えぇ、いいわよ。でも、オンラインを全面解禁にしたわけじゃないからね」
「わかってる! ママ、ありがとっ」
百花は玲桜のすぐ隣に座ると、ポータブル機を覗いた。
「お兄ちゃんも、このゲームやってるの?」
「まぁね」
画面に映ったゲームのキャラクターに、百花は目を輝かせた。クラスでも同じゲームをしている人がいなかっただけに、リアルでやっている人と会うのは初めてだった。
「キャビンだ! いいなぁ、私これ持ってないんだよね。今のピックアップ引けたんだ。私も引きたいんだけど、石が貯まんないんだよね。今、ガチャ金してるところなんだけど。この子、めちゃめちゃ可愛くない? 銀髪に青い目! モルフォ蝶みたいな瞳が素敵なんだよねぇ」
「君、めっちゃ喋るね」
「え? 普通だよ」
今までは共通の話題がなかったから、会話をしなかっただけだ。
そんな関係に変化があったのは、玲桜が百花の世界に入ってきてからだ。
百花がいつも通りにリビングでテレビゲームをしていると、玲桜が手にポータブルのゲーム機を持って現れた。
「オンライン、入れよ」
「え、どうしたの?」
「君、ずっとぼっちじゃん。聞いたよ、リアルな友達じゃないとフレンド申請駄目なんだって?」
「そうだけど」
顔を知っている相手とならオンラインはいいけれど、オンライン上でしか知らない人とはフレンドにはならない。それがゲームをするさいに両親との約束ごとだった。
だから、どうしてもフレンドとでしかできないタスクがあるときは、タブレットでサブアカウントを作り、疑似フレンドとして一人二役をしていたのだが。
「相手がわかっていれば問題ないんだろう」
玲桜の言い分に、百花は不安そうにキッチンに立つ母を見た。
「いいの?」
「えぇ、いいわよ。でも、オンラインを全面解禁にしたわけじゃないからね」
「わかってる! ママ、ありがとっ」
百花は玲桜のすぐ隣に座ると、ポータブル機を覗いた。
「お兄ちゃんも、このゲームやってるの?」
「まぁね」
画面に映ったゲームのキャラクターに、百花は目を輝かせた。クラスでも同じゲームをしている人がいなかっただけに、リアルでやっている人と会うのは初めてだった。
「キャビンだ! いいなぁ、私これ持ってないんだよね。今のピックアップ引けたんだ。私も引きたいんだけど、石が貯まんないんだよね。今、ガチャ金してるところなんだけど。この子、めちゃめちゃ可愛くない? 銀髪に青い目! モルフォ蝶みたいな瞳が素敵なんだよねぇ」
「君、めっちゃ喋るね」
「え? 普通だよ」
今までは共通の話題がなかったから、会話をしなかっただけだ。
