花ももらい泣きしながら、指で玲桜の涙を拭った。頬に当てた手に玲桜が顔をすり寄せてくる。
甘えてくる姿が可愛くて愛おしくて、どちらともなく唇を寄せていた。最初は触れるだけだったそれは、すぐに熱を帯びたものになった。腕を引かれ、彼の膝の上に乗せられると隙間すら許せないと言わんばかりに強く抱きしめられた。
「抱いていい?」
劣情に染まった瞳には、同じくらいそれを期待している自分が映っていた。本当は昼間のあのときから、ずっと期待していた。
頷くと、その体勢のまま玲桜が立ち上がった。ふわりと感じた浮遊感に慌てて彼の首にしがみつく。
「離さないよ」
頼もしい言葉が鼓膜を擽った。
ゲストルームに入るなり、玲桜が覆い被さってきた。だが、すぐに自分を戒めるように動きを止めて「ゆっくり、怖がらせるな」と自分に言い聞かせている。
四年前は激情に駆られるままだったから、今度は理性的でありたいのだ。どこまでも百花ファーストな玲桜に、愛されている実感があった。
「私も……して、ほしかった」
そう言って玲桜のTシャツに手をかけた直後、玲桜の喉仏が上下に動いた。
「俺を殺す気? 煽らないで。優しくしたいんだ」
「しなくて……いい、よ。あの日も嫌じゃなかったもの」
始まりは無理矢理だったけれど、ずっと気持ちよかったことしか覚えていない。
「好き……よ、玲桜」
私だけのモルフォ蝶。
どうか早くこの指に留まって。
そう願って腕を広げれば、蕩けるような笑みを浮かべた玲桜が落ちてきた。
甘えてくる姿が可愛くて愛おしくて、どちらともなく唇を寄せていた。最初は触れるだけだったそれは、すぐに熱を帯びたものになった。腕を引かれ、彼の膝の上に乗せられると隙間すら許せないと言わんばかりに強く抱きしめられた。
「抱いていい?」
劣情に染まった瞳には、同じくらいそれを期待している自分が映っていた。本当は昼間のあのときから、ずっと期待していた。
頷くと、その体勢のまま玲桜が立ち上がった。ふわりと感じた浮遊感に慌てて彼の首にしがみつく。
「離さないよ」
頼もしい言葉が鼓膜を擽った。
ゲストルームに入るなり、玲桜が覆い被さってきた。だが、すぐに自分を戒めるように動きを止めて「ゆっくり、怖がらせるな」と自分に言い聞かせている。
四年前は激情に駆られるままだったから、今度は理性的でありたいのだ。どこまでも百花ファーストな玲桜に、愛されている実感があった。
「私も……して、ほしかった」
そう言って玲桜のTシャツに手をかけた直後、玲桜の喉仏が上下に動いた。
「俺を殺す気? 煽らないで。優しくしたいんだ」
「しなくて……いい、よ。あの日も嫌じゃなかったもの」
始まりは無理矢理だったけれど、ずっと気持ちよかったことしか覚えていない。
「好き……よ、玲桜」
私だけのモルフォ蝶。
どうか早くこの指に留まって。
そう願って腕を広げれば、蕩けるような笑みを浮かべた玲桜が落ちてきた。
