そうして再び会うことができたあなたは、あたしの名前こそ覚えてはいなかったけど、 思い出してくれた。 そして、あのゆびきりを、なかったことにはしなかった。 それは、あたしを探していてくれた証拠だよね? そう信じていいんだよね? 何も言えずに泣き続けるあたし。 慶ちゃんは、あたしの涙を拭いて、 そっと、 キスをした。 「遅くなって、ごめんな」