あたしはトイレの個室に籠り、声を殺して泣いた。 独りって、こんなに辛いんだ。 いつも隣にいてくれた葵がいないだけで、こんなにも学校はつまらなくて、 こんなにも世界は灰色に見えるなんて、 あたし知らなかった。 ねぇ、葵。 あたし、葵が望むならこんな恋心捨てるから。 "慶太くん"って呼ぶのもやめるから。 だから、あたしの隣に戻ってきてよ。 あたし、葵がいなきゃダメなんだよ。