昼休み。 あたしたち5人はいつものように一緒にお弁当を広げていた。 窓側には淳くんと友哉くん。 その向かい側に慶太くん、葵、あたしの順で座っていた。 「ねぇ、葉子ちゃん」 話が途切れた時、淳くんが話しかけてきた。 少し前から呼び方変わったんだよね。 「何?」 「ずっと聞こうと思ってたんだけど、"慶ちゃん"って何者?」 確かに。 今まで突っ込まれなかったのが不思議なくらいだよね。 友哉くんも興味津々って感じだなぁ。 「んーとね…」 あたしは遠慮がちに話し始めた。 もうあれから十年か。