「うち、慶太のこと、好きかも」 あたしは少し、拍子抜けしてしまった。 どんな大事かと思ったら…。 人をさんざんつれ回しておいて、今さら何を言ってるんだろう。 「え、いや…。けっこう前から気づいてたけど」 「マジで!?」 葵は今までにないくらい驚いた。 いや、バレてないと思ってたことに、こっちがビックリですけど。 5人でいても、葵は何かと山下くんに話しかけ、視線で追っていた。 気づいてないのは山下くんだけじゃないかなぁ。