「ねぇ、葉子」 ある休み時間。 いつもはすぐに山下くんのところに連れて行こうとする葵の様子が、今日は少し違った。 「大事な話があるんだけど」 葵は、少し深刻そうに言った。 でも心なしか声のトーンが高い。 「何?」 あたしも真剣に、少し声を潜めて聞いた。