「それにこの大学の方がサポートもしっかりしてるし、司法試験の合格率も…。」 「…じゃあ先生が私に数学教えてください!」 思い切って提案してみた私に、数秒沈黙が流れた。 あ、やば。 また私勢いだけで言っちゃった。 その言葉に浅生先生は顔を思い切り顰めた。 「俺が?なんでだよ。」 さっきまでの勢いと自信はどこへいったのか、先生は心底嫌そうに言った。 でも、あの告白した時みたいな冷たさはなくって、 だから私も 「だって、先生が言い出しっぺじゃん!!」 そう反論した。