てか、先生もちょっとは気にしてくれてたっていうか、 何も無かったとは思っていなくて 記憶には残ってたんだ。 そう思ったらなんか心が解れて、ついつい言ってしまった。 「んなわけないでしょ!…弁護士になりたいんです!お父さんが弁護士だから、憧れてて。」 そう言ってからちょっと後悔した。 どうせ、先生も笑うんだろうな。 私なんかが弁護士になれるわけないって。 それか呆れるかな。 どっちなんだろう、と私は先生の様子を見つめながらそう言うと、先生はクスリとも笑っていなかった。