やだっ。 来ないで! 今だけはえだちゃんのこと無視して! お願い!!! 自然と上がる心拍数を誤魔化すみたいに、そうやって喚いた。 「日向が進路について悩んでるみたいなんでちょっと相談乗ってもらえませんか?」 えだちゃんがそう言うと、私は恐る恐る先生の顔を見た。 きっと嫌〜な顔してるんだろうな。 だるっ、とか思ってんだろうな。 なんなら舌打ちなんかされちゃったりして。 だけどそんな私の考えとは反して、浅生先生は表情ひとつ変えず「分かりました。」と返した。