浅生先生が教室に入ってきたんだ。 一気に緊張感が走って、思わず背筋をピンと伸ばした。 気まずい… 恥ずかしい… 消えたい… 私は浅生先生をなるべく視界に入れないように前だけを見つめた。 見られているわけでもないのに、なんでか背中だけが熱を帯びて、痛い。 その熱がどんどん全身に駆け巡って、ほっぺまで熱くなる。 眠たかったはずなのに、ただ先生がいるってだけで一気に目が覚めて、動悸が止まらない。 あー、もう、早く朝礼終わって!! 私は心の中で一生懸命に願った。