麻生浅生! そう叫んで呼び止めたかったけど、その瞬間にぐっと唇を強く噛んだ。 『日向はさー、女って感じしないよな!』 杉本くんの声が鮮明に浮かんで、思わず俯いた。 こんなデカい声出そうとするから、女の子として見られないんだ。 勝手にしゅんとなって、それからすぐにハッとなって周りを見渡すと、もうそこには浅生先生の姿はなかった。