先生に、100回目の告白。⑴


「…へえ。だからあんな冷たいんだ。」



葉月も私の思惑を察したのか、突っ込んだりはせずただそう言った。



「そうなのかもね。……なんか、先生の過去に対して、今を生きる私って無力だなって思っちゃってさ。」



ストローで氷の溶けたグラスでかき回しながら、私はぽつりとそう言った。



過去を変えることなんて、当たり前だけど私にはできない。



だけど今を変える術もわからない。



「私が過去を変えられたら、先生は幸せになるのかなとか思うけど、無理じゃん?じゃあ今どうしたらいいのかなって思うけど、わかんないしさ…。」



私の言葉に、葉月はアイスを一口食べると口を開いた。





「いや、まずこはるの人生なんだから、自分の幸せ考えな?」





そう真顔で言う葉月に、私は「え?」と戸惑いの声を漏らした。