「まあ…色々あってさ。」
私はそう言って、葉月に先生と旅行にいったことを話した。
「…ええ!?まじ!?」
葉月は今までにみたことがないくらい目をまんまるくして叫んだ。
そんな葉月の反応に私はゆっくりと頷いた。
「よかったじゃん!で、なんでそんな深刻そうな顔してんの?
…もしかして、浅生に襲われたとか??」
真剣な表情でとんでもないことを言う葉月に私は「違う違う!」と必死に否定した。
「…先生の、過去に色々あって…人のことを好きになれないんだって。」
何となく、元カノが事故で亡くなったってところは、ぼかしてそう言った。

