「…きろ、……起きろ、日向。」
聞き慣れたその低く落ち着いた声に、私はパチリと目を開けた。
「ん…。」
ゆっくりと顔を起こして窓の外を見ると、私の家の玄関が見えた。
あ、もうついたんだ…。
水族館の近くのレストランでご飯を食べたところまでは覚えてる。
……その後車に乗って、いつの間にか寝ちゃってたみたい。
いびきとかかいてなかったよね……?
私がそう不安に思っていると、先生は「荷物、下ろすな。」と言って運転席から降りた。
隣で寝息を立てている美柑さんを起こさないように、そそくさと降りた。
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