先生に、100回目の告白。⑴


「いてて…。」


頭を抑える弘樹さんに、私は思わず顔を上げると、そこには呆れた様子の先生の顔があった。



や、やっぱ近いよね?



自分の感覚がおかしくないことを理解するのと同時に、弘樹さんの「司には関係ないだろ。」という不機嫌そうな声が聞こえた。




「関係ないわけないだろ。」




ため息混じりのその言葉に、鼓動が一際大きく跳ねた。



嬉しかった。




「俺はこいつの副担任なんだ。こいつを守るのが俺の仕事なんだよ。」



その言葉でそんな嬉しい気持ちも一気に吹き飛んだ。



そうだ。



私と浅生先生は、生徒と副担任で。




それは夏休みでも、教室を飛び出したここでも、どこにいたって変えられない事実で。




どんなに遠くに行ってもその呪縛からは放たれることはないんだって、胸が痛くなった。