先生に、100回目の告白。⑴


「うわ〜綺麗!」



そんな私の気持ちも、青に染まった世界を目の前にして一気に吹き飛んだ。



「この魚、可愛い〜。」


美柑さんは優雅に泳ぐ小さな魚を指さしてそう言った。



「えー!何この魚、たらこ唇だあ。」



美柑さんの隣で、私も魚を指さして笑った。



そんな私たちの少し後ろで、先生と弘樹さんは二人で何か話をしながら水槽を眺めていた。




「ねえねえ、このちっちゃくて丸いの可愛くないですか!?」


そう言いながら私が二人の方を向くと、離れていた先生とバチリと視線が交わった。




わっ。



自分から先生の方を向いたくせに、急に視線が合うなんて思っていなくて、心臓が飛び出そうになった。



そんな私に、先生はクスリと穏やかに笑った。



…あ、笑った。



よかった。



嬉しくなって私まで笑った。