先生に、100回目の告白。⑴


「おはようございま〜す。」


昨日の今日で気まずいとはいえ、挨拶をしないのは私の信念に反するから、いつもより控えめに挨拶をした。


「おはよ。」


先生はまっすぐ見つめたままそう言った。


その表情は見えなかったけど、いつもと同じような声音だ。





私は気まずくて、もやもやしているのに、美柑さんも先生もいつもと変わらない様子で。



それが大人っていうものなんだって、



私はまだまだ子供なんだなって身に沁みる。




「よし、行くか。」



先生はそう言うと、車をゆっくりと発進させた。