先生に、100回目の告白。⑴


「こはるちゃん、おはよー。」


旅館の玄関から出ると、ふにゃっと笑う弘樹さんがこちらに手を振って待っていた。


「おはようございます!」


そんな弘樹さんに挨拶を返しながら、周りに先生の姿がなくてホッとしている自分に驚いた。


「あ、司はもう車に乗って待ってるよ。」


私が先生の姿を探しているのかと勘違いしたのか、弘樹さんはそう言って車の方を指差した。


「あはは、そうなんですね。」


私はそう笑って誤魔化した。


それから弘樹さんの後ろについて車に乗り込んだ。