先生に、100回目の告白。⑴



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浅生side




「はあ…。」



月明かりに照らされる海を見ながら、俺は紫煙と共に長い息を吐いた。




『俺は、人殺しだ。』




そう言った瞬間の日向の驚いた顔が脳裏に浮かんで、すぐに掻き消した。





なんでただに生徒の日向にこんなことを言ってしまったんだろう。




…別に俺はあいつにあんな顔をさせたいわけではなかった。




ただ、一定の距離を保てればいいはずだった。





それなのに言ってしまったのはきっと…



あいつは無遠慮で、無鉄砲で、健気で、




何度追い払っても気付けばまた周りをうろちょろしてやがる。




そんなやつをもう二度と寄せ付けないために、ああ言うしかなかったんだ。



きっと、そうだ。



これで日向も少しはおとなしくなるだろう。




そうであってほしい。



…そうでなければ困る。




そんな気持ちも込めて、俺は煙を一気に吐き出した。


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