先生に、100回目の告白。⑴


「その事故で亡くなったのは司のせいじゃないのに、あの人はずっと自分のせいだって、自分のことを責めてるんだ。」




そんな…。



「だから司はきっと自分のことを人殺しなんて言ったんだ。本当に、バカだよね。」




美柑さんはそう言って呆れたように笑った。



でもその目は月に照らされて潤んでいた。




「ねえ、こはちゃん、お願い。」



美柑さんはそう言って私を見つめた。



「司を、苦しみから解放してほしい。」


「え…。」



そう言って私の手を取る美柑さんに、私は目を伏せた。



「そのこはちゃんの、太陽みたいなパワーがあれば、きっとできるよ。」




私が、解放できるならそうしてあげたい。



さっきまでの私だったら頑張ります!って答えてた。



だけど今は…。



痛みも、苦しみも、



どんなに想像を膨らませたって、全てを理解する力はないから。




自分の無力さを突きつけられて、息が詰まった。




それでも、




胸の中に浮かんだ先生の笑顔は波のように簡単には消えてくれなかった。