先生に、100回目の告白。⑴


「先生が、自分は人殺しだって、言われたんです…。」




そう口にすると一気に現実味を帯びて、私の目からポロリと涙が流れた。



「だからもう誰も愛せないって…。」



美柑さんはわたしの頬を伝う涙を優しく拭うと



「…ちょっと散歩しよっか。」



そう言って私を外へ連れ出した。









宿の目の前の海には私と美柑さんしかいなくて、



2人の間にしばらく波の音だけが流れた。



美柑さんは大きな流木を見つけると、ちょこんとその上に腰をかけた。



私も同じように腰をかけると、美柑さんはゆっくり口を開いた。






「あのね、司は人殺しなんかじゃないよ。」



その言葉に私は困惑した。