先生に、100回目の告白。⑴


恋をするのが臆病になっている?




先生が…?




すかさずどういうことですか、と尋ねようとした。



だけどそれは弘樹さんの「お、この焼きそばもうできてるの?」と言う声にかき消された。



「ああ、うん、できてるよ。弘樹、司にも渡してきてくれない?」



そう言うと、美柑さんはテーブルに置いてあったお皿二つを弘樹さんに手渡した。


「オッケー、ありがとう。」


弘樹さんはそう言ってまた先生の元へと戻って行った。


「……なんていうかさ、私はそんな司の心をこはちゃんが溶かしてくれるんじゃないかなって、期待してる。」



そう言って静かに笑う美柑さんを、私は呆然と見つめた。





先生は恋に臆病になっていて、



それはなんなんだろう?



浮気されたとか…?



ひどい振られ方したとか?



考えれば考えるほど心がもやもやして、



また知らない先生が増えて、苦しくなった。




だけど、



また先生に恋を教えてあげられるのは私なんだ!!



がんばろっと!





そんな前向きな気持ちも芽生えてきた。