先生に、100回目の告白。⑴


「こはちゃん、ちょっとだけこっち手伝ってくれるかな?」


「はい!」



返事をするとトングを置いて美柑さんの元へと駆け寄った。



「これさ、一旦お皿に入れてくれる?焦げちゃうからさ。」


「了解です!」



言われた通りに焼きそばをお皿に移した。



「なんか、楽しそうに話してるね。」


そう言う美柑さんの視線は浅生先生と、いつの間にかその横にいた弘樹さんに向かっていた。


「本当ですね。」


にこにこと笑う弘樹さんと、眉間に皺をなんか文句を言っている先生を見て私も笑った。


「最近は司とはどうなの?」


何気ない風に聞く美柑さんに、私はため息をついた。


「全然です。またガキとかアホとか言われてます。」


ぶうっとほっぺを膨らましてそう言った。



「どうしたら先生が私のことを好きになってくれると思いますか?」


縋るような気持ちで美柑さんに尋ねると、美柑さんは「うーん…。」と唸った。




「難しいね。司はさ、色々あって恋をするのが臆病になってるから…。」


「え…?」



美柑さんはため息混じりにそう言った。