先生に、100回目の告白。⑴


「わー、綺麗ー!」




車で1時間半ほど走ったところで、最初の目的地に到着した。



緑の中に囲まれたキャンプ場からは、お肉の焼けるいい匂いが漂ってきて、私は思わずお腹を鳴らした。



「バーベキューなんて久々だ。」


そう言いながら準備をする美柑さんに、「私も手伝います!」と隣になった。


「そう?こはちゃんありがとう。司は運転してもらったからテントの中で休んでていいよ。」


美柑さんがそう言うと先生は「おう、よろしく。」と言ってテントの中に入っていった。



「じゃあこはちゃんは野菜を載せてってくれる?大樹は鶏肉焼いて。私はこっちで焼きそば作るから。」



美柑さんがそうテキパキと指示を出すと、私は「はい!」と返事して与えられた仕事をこなした。



ピーマンに、玉ねぎに、にんじんを順番にトングで網に乗せて焼いていく。



「こはるちゃん、綺麗に載せるね〜。」



そう言う弘樹さんの手元を見ると、雑然と置かれた鶏肉が目に入った。



「弘樹さん、適当すぎ!!それじゃ火通んないですよ!」



思わず笑う私に、弘樹さんは「そう?」と言って、お肉を少しずつ綺麗に動かし始めた。



「鶏肉って皮から焼くといいらしいですよ。」



お母さんがそんなこと言ってたな、


そう思って弘樹さんにもアドバイスをすると、



「へえ〜そうなんだ。」



そう言って弘樹さんは鶏肉をひっくり返して皮を下にした。


その素直さが大人なのに可愛かった。