「いや、でも…私邪魔者じゃないですか…先生だって嫌ですよね。」
「お前もそんなこと考えるんだな。毎日毎日俺の至福の喫煙タイムに突撃してきといてよく言うよ。」
「だって…。」
毎日ある喫煙タイムと、年に一回あるのかどうかもわからない旅行とでは話がまるで違う。
そう思ってまた口を開いたけど「いいから。」という先生の言葉に遮られた。
「いつものお前にさっさと戻ってくれ。調子狂うから。」
先生は遠くの景色に視線を映しながらそう言った。
言葉の選び方はぶっきらぼうなのに、
先生の優しさをどこか感じて、
私は満面の笑みを浮かべた。
「うん!先生、今日もかっこいい!大好き!」
私がそう言うと、先生はフッと笑った。

