期末テストも終わって、終業式の日。
私はいつもみたいに喫煙所で浅生先生に突撃していた。
「明日から先生に会えなくて残念。」
近くの石段に腰をかけながらそうポツリと呟いた。
「そうか、俺は晴れやかな気持ちだ。」
いつもの調子で先生がそう返すから「ひどい!」と突っ込んだ。
「先生は夏休み中何をするんですか?授業なくて暇なんじゃないですか?」
「アホか。」
先生はそう言ってわざとらしくため息をついた。
「お前らが休んでいる間も俺たちは研修行ったり、なんだかんだで忙しいんだ。」
先生はワイシャツをパタパタとさせながらそう答えた。

