先生に、100回目の告白。


「こはちゃん、今いい?」



とある日曜日のお昼すぎ。


私はいつもみたいにねこにみかんのテーブルを拭いていた。



「はい!なんですか??」


私は手を止めて、美柑さんの方へ駆け寄った。


「ちょっと牛乳切らしちゃってさ…私急いで買ってくるから店番お願いできる?」


「わ、本当ですね。」



美柑さんが開けた冷蔵庫を覗くと確かに一本もなかった。



「本当は今日納品される予定なんだけどさ、便が遅延してるみたいで…。」


「そうなんですね、大変だあ。」


「まあせっかくだし少しの間でもワンオペ経験してみるのもいいかなって。」


そう言って美柑さんはポケットに携帯や財布を突っ込んで厨房を颯爽と飛び出していった。


が、お店のドアを開けたところで「そういえば。」と言って美柑さんはこちらへ踵を返した。