放課後。
喫煙所の手前の道で、先生の見慣れた背中を見つけると私は大きな声で叫んだ。
「浅生先生〜!今日も好きです!」
そんな私の声に、浅生先生は一呼吸置いてから振り返った。
「うるせえ。静かにしろ。」
先生はいつもと変わらないうんざりした顔を浮かべていた。
私を見ても先生の表情は1ミリも変わんなくて、
まあ大体予想はついていた私は
「何か気づきません?」
私はそう言って先生を見つめた。
流石に気づくんじゃない?
だって昨日までポニテだったのが今日は下ろしてるんだよ!?
超一大事じゃん?
でも先生はそんな私の気持ちなんて1ミリも知らないみたいで。
「ん?何が?」
ポカンとした顔でそう答えた。

