「ガキじゃないし。」
憎しみを込めて精一杯の反論をした。
「その反応がガキだっつーの。」
「うざっ!」
こんなやりとりでさえ、どこか落ち着かなくて。
「浅生先生が酷いこと言ってくるって、校長先生にチクってやる。」
思い切り睨むと、先生は呆れた顔をした。
「はいはい、可愛いって頭につければいいか?可愛いガキ。」
その言葉に、私の胸はギュッと押しつぶされて痛くなった。
先生が可愛いって言った。
私のこと、
間違いなく、可愛いって…
でも、
先生が私に言った可愛い、なんて
猿の赤ちゃんとか、一頭身のキャラクターに言うような可愛いと同義でそれ以上の意味なんてないのに、
舞い上がってしまう自分がすごく嫌だ。

