「ん?何やってるの?」
ぼーっと窓の外を眺めてると、教室の外からえだちゃんの声が飛んできた。
「これ、加藤とまどかの手伝いです。修学旅行の実行委員の。」
「ええ??」
いつの間にか隣にきていたえだちゃんは、渋い顔をして紙の束を見つめていた。
「1人でやってるの?」
「あー、葉月とやる予定だったんですけど、葉月のおばあちゃんが危篤だって、帰ってもらったんです。」
「ええー…それは大変だ。」
「はい、大変です!」
そう即答する私に、えだちゃんは苦笑しながら何かを考え始めた。
「よし!」
えだちゃんは何かを閃いたのか、勢いよくそう言うと、
「お手伝い呼んでくる。」
そう言ってどこかへ行ってしまった。

