「どしたのー?そんな怖い顔して2人で話して。」
間に割って入ると、2人は驚いた顔をしてこっちを見た。
「加藤が英語のテストで0点だったとか??」
笑いながら話しかける私に、加藤はワンテンポ遅れて「そんなんじゃねーし!」と突っ込んだ。
「いやうちら修学旅行の実行委員なんだけどさあ…。」
そんな漫才をしていると、まどかが眉を下げてこちらを見つめてきた。
「私も加藤も部活の大会前でしおりのホチキス止めをやる時間がなくて。」
眉を下げるまどかに、加藤も「そうそう。」と重ねた。
まどかの困り果てた顔に、私は悩んだ。
ん〜…手伝ってあげたい、けど私だって忙しいし。
でも、こう言われて『そうなんだ!じゃ、がんばって!』なんて言えないし。
う〜んと少し考えた後、私はゆっくり口を開いた。

