「はい。」
しばらくすると店員さんの声と共に、コト、とお皿が置かれた。
私は驚いて顔を上げると、そこには大きなチョコチップクッキーが置かれていた。
「え?頼んでないですよ??」
そうして店員さんの顔を見上げると店員さんはニコリと笑った。
「勉強大変でしょ?これ、サービス。糖分補給して頑張って。」
「え、そんな…!」
「いいのいいの。じゃあ。」
遠慮する私に、店員さんはそれだけ言うとさっさと奥の席へと消えてしまった。
優しすぎる…!!
やばい、
店員さんのこと好きかも…!
なんて思いながら手のひらサイズのクッキーをまじまじ見つめる。
おっきくて、美味しそう…!!
私はクッキーを手に取ると、遠慮がちに一口齧り付いた。
「うまっ。」
広がる甘さと、チョコチップの心地いい食感に私はつい声が漏れてしまった。
美味しすぎる!なにこれ!?
私は遠慮なんて忘れてバクバクとクッキーを平らげた。

