「ふんふーん♪」 土曜日。 私は珍しく駅前の本屋に来ていた。 駅前には葉月と一緒に買い物しに来たり、カラオケ行ったり よく来るんだけど、 本屋さんには立ち寄ったこともなかった。 そんな私が意を決して本屋さんに来たのはわけがあって。 中に入ると、空調が効いているのかひんやりした空気が肌を掠めた。 6月にもなると雨の日ばっかで萎えるけど、 晴れたら晴れたでむしむしして暑い。 だから余計にその風が心地よくて、一瞬目を閉じた。