地味子な私は超最強少女!?

「先輩のことがずっと好きでした!付き合ってください!」

放課後、告白の声があちらこちらから聞こえる。

「何ボーっとしてるのぉ?」

「莉子!いたんだ」

「そりゃあねぇ!一緒にはるんとこいこっ!昨日クッキーとか作ってきた!?」

「うん!お姉ちゃんと」

私たちは廊下を早歩きして、はるがいそうなところを探しに行く。

「「いたっ!!」」

二人で声をあげてしまった。

「凛、莉子どうしたの?」

は、はる……。やっぱり勇気がないや……。

「はるにクッキー作ってきたの!よかったら食べて?」

「莉子、ありがとう」

「ほらっ、凛も渡して」

小声で莉子がつぶやく。

私は小さく頷いて、渡そうとした。その時───

「あ、いたいたーー!はるくんに今日生チョコ作ってきたの♡」

あ……。

他の女の子たちがはるに集まっていく。

「ま、また後で……」

クッキー、渡せなかった……。

…莉子は渡せたんだよね……ずるいな。

って、私何思ってるの!莉子は大切な友達なのに……。

私は莉子が呼んでたことにも気づかず、教室に戻っていた。