地味子な私は超最強少女!?

「凛ってなんか動物飼ってるの?」

はるの可愛らしい質問に心がほっこりする。

「うんっ!犬を飼ってるよ!マリンっていうんだ〜!」

「へぇー!俺はうさぎ飼ってる!男の子だけど」

うさぎか〜!はるの印象にすごく似合ってる……!

そこから何mか進んだ時。

「そこの男の子。こっちに来て」

相手はとても美人な20代くらいのお姉さんだった。

……でも、はるに何の用があるんだろう……?

「貴方は誰ですか」

はるが、女の人のことは知らなそうだし、

はるの知り合い、ではなさそうだ。

「そんなことはいいの。……で、そこの隣にいる女の子は誰?」

女の人が私を見て、顔をしかめている。

「この子は俺の彼女です」

「ふぅん。じゃ、男の子だけ連れてく」

え…!?や、やばいっ!

このままじゃ、はるが連れてかれちゃう……。

すると、女の人がはるの口を塞ぐ。

「ふふふ。これでいいのよ!」

これでよくないでしょっ!!

「私のはるに手を出さないでくれますか」

「無理かな〜(笑)。ていうか、このイケメンくんの名前、はるっていうんだ〜」

「彼女さん?少し落ち着いてってば。大好きな彼氏がどうなっちゃってもいいの?」

私、どうしたらいいの?

……こうなったら最終手段だ。

力とか、そういうのを使うんじゃなくて、普通にはるを助ける。

ふわっ

私は女の人の手を、素早く解いてはるをお姫様、じゃない。

王子様抱っこをして、猛ダッシュで女の人から逃げた。

振り返ると、女の人の姿は当たり前のようにいなかった。

すると、はるが口を開いた。

「あの……。凛にどうしても伝えたいことがあるんだ」

私ははるの後をついて行った。