それから家に戻った私と希幸は、いつもの穏やかな時間を過ごした。
故郷のみんなは、それぞれがメールや手紙をくれた。
希幸は相変わらずお隣りの正樹と仲良くしている。希幸と正樹も、きちんとお互いの気持ちを確認しあったようで……
ませている。
海辺の街のみんなは、私達がもう二度帰ってこないんじゃないかって少し不安がっていたそうだ。
この街に帰ってきて、やっぱり一番にかけつけてくれた大家さんが、その間の事を教えてくれた。
「しぃちゃん。あんた故郷の両親やら仲間たちが淋しがってたんじゃないのかい?」
しわくちゃな顔がどうも落ち着くんだ。
