私達はお互いにすれ違って、遠回りしてきた。
けれど、どこを歩いていてもきっと、私達は私達にたどり着くんだ。
希幸の小さな手を握り、私の過ちを包んで、凌は言ってくれた。
『お帰りなさい。
小さな希幸を守ってきた君を僕が守る。そして急に父親らしくはなれないと思うけど、希幸の自慢の父親になる。
椎菜、やっと会えた。
お帰りなさい。』
私達の愛はここに在って、まだまだ小さな蕾だろう。
これからは、3人で育てていこうね。
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